フルマラソン参加! 塾生インタビュー Vol.3/3
2019年11月27日 インタビュー
今年は『第9回 神戸マラソン』(11月17日)に2名、『第9回 大阪マラソン』(12月1日)に1名、計3名の塾生が挑戦します。本番を控えた塾生インタビュー、最後の3人目は、『大阪マラソン』でフルマラソン初挑戦となる長島直己君のインタビューです。
カレッジコース「慶應義塾大学」所属
長島直己 君(長野県出身)
Q:今回、人生初めてのフルマラソンに挑戦ですね。マラソン参加の動機は?
長島:2年前にエントリーされて完走した2人のスタッフの姿に刺激を受けたことと、二求の塾へ来てからランニングが好きになったことで、マラソンに挑戦しました。昨年も応募していたのですが抽選から外れたため、今回は念願の当選です!
Q:不登校やひきこもりの時の経験を教えてください。
長島:不登校は、小学校1年生の冬学期から。保育園の時から「場面緘黙(かんもく)」の傾向があり、家族以外の他人と話すことが出来ませんでした。また、食べる給食をほとんど戻してしまうという心身症状も出て、人と同じように生活をすることができない苦しさと劣等感を常に感じていました。
不登校をして家にいた時は、インターネットをするか、テレビを見るか、時々母親と外出する生活で、「いったい、この先どうなるんだろう…」という不安だけがありました。フリースクールを自分でも探しましたが、小学校低学年から受け入れてくれるところはなく、自分の居場所がない思いで過ごしていました。
その後学校に復帰したこともありましたが、周りの人とコミュニケーションをとることに抵抗することは変わりませんでした。その後バイト、浪人を経験しましたが「自分にとっての居場所」がなく、途方に暮れていた時に二求の塾に来て受け止めてもらったところから、やっとまともに家族以外の人と会話ができるようになりました。
2年前、塾に来たばかりの長島君
Q:初のフルマラソン挑戦ですが、練習中はどうでしたか?
長島:皆さんが「昨日は何km走ったの?」と聞いてくれることが励みになっています。期待していただいていることが嬉しいです。週に20kmは走ると目標に掲げているので、いい意味でプレッシャーになっています。それから、今年の神戸マラソンを完走した2人の姿にも、大きな勇気をもらいました。トレーニングもペースを合わせての並走などをしました。住吉川や六甲アイランドなど、ランニングしている人の多い道路で、ひたすら走り込みました。
Q: マラソンの練習中、苦労したことや、励みになったことは?
長島:励みになったことは、周りの皆が一緒に走ってくれたり、励ましの言葉をかけてくれたことです。「一緒に頑張ろう!」というメッセージを感じ、励みになりました。そして始めは1kmも走れなかったところから、5km、10kmと、徐々に距離が伸びていきました。
また、走り込みをしているうちに「走ることそのもの」が好きになりました。マラソンは個人競技ですが、塾生やお母様方と一緒に走っている人を応援して、みんなで一つになって参加しているような気持ちになります。自分一人では出来なかったこと、苦しいことも、周りの人に支えられながら挑戦する喜びを知ることができました。
初のフルマラソン挑戦!
Q:最後に、今回の挑戦で「伝えたい想い」を、ひと言!
長島:もともとスポーツが嫌いで、小・中学校で部活動や習い事も一切したことのない自分でも、挑戦することが出来るという喜びを伝えたいです。塾に来た当初は「フルマラソンを走る」という発想すらなかったので、当時の自分では想像もできなかった自分が今あることに、本当に、驚きです。それから、出来ないことだらけだった自分でも受け入れてもらえ、色々なことに挑戦させていただいた周りの人たちへの感謝の想いで走ろうと思います!
Q:ありがとうございました、頑張ってください!
長島:はい!